この記事でわかること
- モバイル保険のデメリット
- モバイル保険と他社保険比較
- モバイル保険の詳細

「モバイル保険に入りたいけど、不安。隠れたデメリットはないの?」
そんな気になる点について解説します。
月額700円で3台まで補償されるモバイル保険は魅力的ですが、実際には加入条件の制限や保険金請求時の注意点など、公式サイトでは分かりにくいデメリットが存在します。
この記事では、契約前に知っておきたい重要なポイントや他社との比較などモバイル保険の気になるデメリットを包み隠さずお伝えします。

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【専門解説】モバイル保険の仕組みと選び方|スマホ・ゲーミングデバイス向け完全ガイド
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AIによる記事要約
この記事では、月額700円で3台まで補償されるモバイル保険の重要なデメリットを詳しく解説しています。
加入を検討している方が後悔しないよう、公式サイトでは分かりにくい注意点も包み隠さず紹介しています。
・主要なデメリット
-修理不可時は補償金額が大幅減額
-海外でのトラブルは補償対象外
-紛失・置き忘れは補償されない
-バッテリー交換は対象外
・見落としがちな注意点
-副端末は登録から30日間補償なし
-一度解除した端末は再登録不可
-フリマ購入デバイスは登録できない
-口座振替は電話手続きが必要
・こんな人には不向き
-海外利用が多い方
-フリマでデバイスを購入する方
-スマホ1台だけを安く補償したい方
他社保険との比較結果
AppleCare+やニッセイプラスなど他社保険も同様の制約があり、モバイル保険のデメリットが特別多いわけではないことも明らかにしています。
自己負担なしや対応デバイスの幅広さなど、モバイル保険ならではの優位性も確認できます。
結論
デメリットは存在するものの、他社保険と比較して標準的なレベルです。
複数デバイスを持つ方にはコストパフォーマンスが優秀で、事前にデメリットを理解した上で判断することが重要です。
【結論】こんな人はモバイル保険に向いていない

デメリットを詳しく解説する前に、まず結論からお伝えします。
モバイル保険は優秀なサービスですが、以下のような方にはおすすめできません。
モバイル保険が向いていない方
- 海外出張や旅行が頻繁にある方
- スマホ1台だけを最低限のコストで補償したい方
- フリマで購入したデバイスをメインで使う方
- 副端末を登録後すぐに補償を受けたい方
海外利用が多い方は国内限定の補償では不十分ですし、複数デバイスを持たない方には月額700円は割高になる可能性があり、スマホ単体向け保険の方が向いています。
フリマ・オークションで購入したデバイスは登録自体ができないため、メルカリやヤフオクを多用する方には根本的に向いていません。
また、副端末は30日間の免責期間があるため、副端末として登録予定のデバイスをすぐに補償したい方は注意が必要です。
これらに当てはまる方は、モバイル保険以外の選択肢も検討してみてください。
ただし、当てはまらない方にとってはモバイル保険は本当におすすめできるサービスです。
モバイル保険の代表的なデメリット

まずは、モバイル保険の代表的なデメリットについて解説します。
- 修理不可時は補償金額が減額される
- 補償は国内利用に限定
- 置き忘れや紛失は対象外
- バッテリー交換は対象外
修理不可時は補償金額が減額される
モバイル保険に加入していても、修理ができないケースがある点には注意が必要です。
例えば、修理店でデバイスの故障がメーカーでの修理対応外と判断されたり、部品が廃盤で修理できない場合などです。
修理可能かどうかは実際に修理店で診断を受けるまで分からないため、保険に加入していても必ずしも修理できるとは限りません。
修理不能になりやすいケース
- 古い機種で交換部品が製造終了している
- 水没により基板が完全に損傷している
- 落下により複数箇所が同時に破損している
- メーカーが修理サポートを終了した機種
ただし、修理不能と判断された場合でも補償は受けられます。
修理不能・盗難の場合には主端末25,000円、副端末7,500円を上限に保険金が支払われるため、完全に補償がなくなるわけではありません。
補償金額の比較
主端末 | 副端末 | |
修理可能 | 最大10万円 | 最大3万円 |
修理不能 | 最大2.5万円 | 最大7,500円 |
とはいえ、修理可能な場合と比べると補償金額が大幅に減額される点は理解しておく必要があります。
特に高価なデバイスを登録している場合、修理不能時の補償では買い替え費用を全額カバーできない場合があることを覚えておきましょう。

補償は国内利用限定
モバイル保険では、国内での利用や修理を前提としているため、海外で発生したトラブルや海外で修理を行う場合は補償の対象外となっています。
例えば、海外の旅行先や出張先でスマホやゲーミングデバイスが故障しても、修理費用は保険でカバーできないです。
海外での修理費用は補償対象外となるため、修理が必要になった場合は全額自己負担となります。
また、海外で修理する場合は国内と比べて高額になることも多く、特にヨーロッパやアメリカなどでは修理費が2-3倍になるケースも珍しくありません。
海外での使用が多い方は、「海外旅行保険の携行品損害補償」や「クレジットカード付帯の保険」を活用することをおすすめします。
これらの保険では、海外でのデバイス故障もカバーされることが多いため、モバイル保険と併用することで国内外問わず安心してデバイスを使用できます。

置き忘れや紛失は対象外
モバイル保険は、落下や衝撃、水没といった物理的な故障には対応しているものの、置き忘れや紛失に関しては補償の対象外となる場合がほとんどです。
例えば、カフェにスマホを置き忘れてしまったり、外出中にデバイスを紛失した場合は、保険を利用できないことが多いため注意が必要です。
対象外になる例
- 電車内にスマホを置き忘れた
- 公園でタブレットを紛失した
- ポケットからイヤホンが落ちて見つからない
- バッグの中からゲーミングデバイスがなくなった
盗難との違いに注意:同じ「なくなる」でも盗難は補償対象となることが多いです。
置き忘れや紛失は「ユーザーの過失」とみなされるのに対し、盗難は「第三者による犯罪行為」として区別されています。
証明の難しさ:紛失と盗難の境界線は曖昧で、実際に保険を使う際には警察への被害届提出などの証明が必要になります。
単純に「なくなった」だけでは補償されないことを理解しておきましょう。
特にスマホやイヤホンなど持ち運び頻度の高いデバイスでは、紛失リスクも高いため、この制限は意外と大きなデメリットといえます。

バッテリー交換は対象外
スマホやノートPCのバッテリーは、長期間使用することで劣化しやすいパーツですが、モバイル保険ではバッテリーの自然な劣化や交換費用は補償対象外となることが一般的です。
バッテリー交換は頻度が高いメンテナンス項目の一つですが、これに対しては自費で対応する必要があります。
バッテリーが対象外な理由
バッテリーは「消耗品」として扱われるため、自然劣化による性能低下は故障ではなく通常の使用による摩耗とみなされます。
これは車のタイヤ交換が自動車保険の対象外なのと同じ考え方です。
バッテリー交換費用目安
- iPhoneのバッテリー交換:約1万円〜
- Androidスマホのバッテリー交換:約8千円〜1.5万円
- ノートPCのバッテリー交換:約1.5万円〜3万円
実は、バッテリー交換を補償対象とする保険はごく稀で、AppleCare+でも容量が80%未満になった場合のみという条件があります。
モバイル保険だけのデメリットではなく、保険業界全体の傾向といえます。

知らないと損する!モバイル保険の隠れたデメリット

モバイル保険に限らず、多くのサービスで実際に使ってみないと分からない制約がいくつかあります。
加入後に「知らなかった…」と後悔しないよう、事前にチェックしておきましょう。
以下の情報は公式サイトにも記載されていますが、見落としやすく特に重要なポイントをまとめました
隠れたデメリット
- 副端末は登録から30日後に補償開始
- 端末の再登録は一切不可
- 副端末→主端末の変更不可
- フリマで買ったものは登録不可
- 口座振替・キャリア決済は電話手続きのみ
モバイル保険では、副端末として登録したデバイスは、登録から30日間は補償が受けられません。
つまり、副端末は登録して30日以内に故障した場合、自費での修理となります。
具体的な例
- 8月1日に副端末としてワイヤレスイヤホンを登録
- 8月1日~30日に故障した場合→補償対象外
- 8月31日以降ワイヤレスイヤホンは補償される
免責期間がある理由は「故意の事故」や「既に壊れかけているデバイスの駆け込み登録」を防ぐための措置です。
保険業界では一般的な仕組みなのですが、知らずに登録すると「すぐに使えると思っていたのに...」と後悔する可能性があります。
なお、主端末については登録後※すぐに補償が開始されます。(※申込日の翌日午前0時)
事前にできる対策→副端末に登録予定のデバイスがある場合は、故障する前に早めに登録しておくのがおすすめです。
モバイル保険に加入するさいに、主端末と一緒に登録することを推奨します。

モバイル保険では、一度登録した端末を後から再登録することは一切できません。
モバイル保険に一度登録後、解除してしまったデバイスは二度と登録ができないので、注意が必要です。
意外と見落としやすいポイントで、一度解除してしまうと手遅れになるため、事前に知っておくことが重要です。

モバイル保険では、副端末として登録したデバイスを後から主端末に変更することはできません。
一方で、主端末から副端末への変更は可能です。
- 主端末→副端末へ変更 ▶︎ 可能
- 副端末→主端末へ変更 ▶︎ 不可
この制限があるため、デバイスを登録する際は使用頻度や重要度、デバイスの金額をしっかり考えて、主端末・副端末を決める必要があります。
迷った場合は、価格が高い方や使用頻度が高い方を主端末にしておくのが無難です。

モバイル保険では、フリマ(メルカリなど)やオークション(ヤフオクなど)で購入したデバイスは登録できません。
個人間売買で購入した端末が対象外となっています。
(例)対象外になるもの
- メルカリで購入したスマホ
- ヤフオクで落札したタブレット
- 友人から譲り受けたゲーミングデバイス
- 家族からもらったイヤホン
なぜ登録できないのか
個人間売買では端末の状態や購入履歴の確認が困難で、故障リスクの判断ができないためです。また、既に壊れかけている端末の駆け込み登録を防ぐ目的もあります。
登録可能な中古品の条件
すべての中古品が登録不可というわけではありません。販売店で購入した中古品で、3ヶ月以上の動作保証が付いている場合は登録可能です。
具体例
- ゲオやTSUTAYAなどの中古ショップで購入 → 登録可能(保証付きの場合)
- メルカリなどのフリマアプリで購入 → 登録不可
最近は中古デバイスを購入する方も多いため、モバイル保険を検討している場合は購入場所を事前にチェックしておくことが大切です。

モバイル保険の支払いで口座振替やキャリア決済を利用したい場合は、電話での手続きが必要です。Web上では設定できません。
手続きの流れとしては一旦クレジットカードで契約 → サポートセンターに電話 → 支払い方法を変更
電話受付は平日10:00-18:00と限られているため、口座振替やキャリア決済を希望する方は少し手続きが面倒に感じるかもしれません。

これらのデメリットを事前に知っておくことで、モバイル保険を最大限活用できるようになります。
特に後から変更が難しい部分については加入前にしっかり検討しておくことが重要です。
また、モバイル保険の契約時には重要事項説明書を必ず読みましょう!
これらの制約についても詳しく記載されているため、面倒に感じても必ず目を通しておきましょう。
事前準備をしっかり行えば、モバイル保険は非常に頼りになる保険サービスです。
デメリットを理解した上で、賢く活用していきましょう。

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モバイル保険 vs 他社スマホ保険|デメリット比較
モバイル保険 | AppleCare + | ニッセイプラス | クロネコ | |
自己負担 | なし | あり | 3,000円 | プランによる (なし or 3,000円) |
海外対応 | × | ○ 条件付き | ○ 条件付き | ○ |
バッテリー交換 | × | ○ 条件付き | × | × |
盗難補償 | ○ 条件付き | プランによる 条件付き | プランによる 条件付き | ○ 条件付き |
対応デバイス | 通信可能な機器 | iPhone | スマホ | スマホ |
月額 | 700円 | 980円~1,740円 | 200円・400円 | 200円・470円・790円 |
この表だけを見ると「モバイル保険はデメリットが多そう...」と感じるかもしれませんが、実はそうではありません。
表の「×」マークを見てみると、モバイル保険で「×」が付いているのは「海外対応」と「バッテリー交換」の2項目のみです。
一方、他社では自己負担が発生したり、対応デバイスが限定されたりと、それぞれ異なる制約があります。
特に重要なのは「自己負担なし」という点で、これは他社にはないモバイル保険の大きなメリットです。
AppleCare+はサービスが充実していますが、コストパフォーマンスはかなり悪く割高です。
項目別の詳細比較
自己負担額
モバイル保険は修理時の自己負担が一切ありませんが、AppleCare+では3,700円~、ニッセイプラスでは3,000円の自己負担が発生します
修理のたびに追加費用がかかることを考えると、モバイル保険の優位性は明らかです。
海外対応
モバイル保険は海外非対応ですが、実はAppleCare+とニッセイプラスも「条件付き」での対応となっています。
完全に海外対応している保険は少ないのが現状です。
バッテリー交換
AppleCare+のみ条件付きで対応していますが、他の保険はすべて対象外です。
バッテリーは経年劣化するので、対応していません。
対応デバイス
モバイル保険は通信可能な機器なら幅広く対応しているのに対し、AppleCare+はApple製品限定、ニッセイプラスとクロネコはスマホのみです。
柔軟性ではモバイル保険が最も優れています。
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モバイル保険の詳細と加入方法

モバイル保険は、スマホやタブレット、ゲーミングデバイスなどを対象とした保険サービスです。
月額700円で最大3台まで登録でき、故障や破損、水没、盗難などのトラブル時に修理費用を補償してくれます。
基本情報
サービス名 | モバイル保険 |
月額 | 700円 |
修理時の自己負担 | 0円(上限あり) |
補償対象台数 | 3台 |
補償対象 | 故障・破損 水没・盗難 |
補償対象外 | 紛失・バッテリー交換 |
最大補償額 | 10万円(主端末)/年 3万円(副端末)/年 合計10万円/年 |
登録できる端末 | スマホ、タブレット、パソコンなど 通信機器全て |
登録期間 | 基本的には購入から1年以内 |
保険金請求期限 | 3年 |
壊れてからでは遅い…備えるなら今!
モバイル保険の特徴
- 1契約で3端末まで補償可能
- 幅広い補償を提供
- 年間最大10万円まで補償
- デバイス全般を補償
- 永続的に補償
- 幅広い修理に対応
- ※スマホ保険シェアNo,1
- コスパが良い
※2024年9月時点 各保険会社のディスクロージャー資料比較より
モバイル保険には、いくつかデメリットがありましたが、それを上回る様々な特徴があります。
モバイル保険の加入方法

モバイル保険の加入手順
- モバイル保険のサイトにアクセス
- 「お申し込みはこちら」をタップ
- 重要事項を確認&メールアドレスを入力
- メールを確認&番号を入力
- 契約者情報&端末画像を入力→「入力内容の確認」をタップ
- 申込内容を確認→「決済入力画面へ」をタップ
- クレジットカード情報を入力→「申込完了」をタップ
- 登録完了メール
モバイル保険の申し込みは画面の指示に従いながら、情報を入力していくだけなので、簡単にできます。
デバイスの登録方法やおすすめの組み合わせは下記の記事で詳しく解説しています。
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まとめ:デメリットを踏まえたモバイル保険の選び方

モバイル保険には確かにデメリットがありますが、他社保険と比べて特別多いわけではありません。
海外利用が多い方やフリマ購入がメインの方以外なら、十分加入する価値があります。
複数デバイスを持っている方なら月額700円で3台補償はコスパ抜群です。
完璧な保険は存在しないため、今回紹介したデメリットを理解した上で、あなたのデバイス利用状況に最も合った選択をしてください!
モバイル保険のデメリット一覧
- 修理不可時は補償金額が減額される
- 補償は国内利用に限定
- 置き忘れや紛失は対象外
- バッテリー交換は対象外
- 副端末は登録から30日後に補償開始
- 端末の再登録は一切不可
- 副端末→主端末の変更不可
- フリマで買ったものは登録不可
- 口座振替・キャリア決済は電話手続きのみ
他のスマホ保険をみにいく
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